ペーパードライバーの悲劇

急な転勤で北国に引っ越した。都会と違って公共の乗り物は時間に不正確なバスのみ。しかも我が家の地域では、1時間に1本の割合でしか運行していなかった。

ペーパードライバー歴10年の私にとって、自動車の運転はまさに大困難。しかし会社に勤めている夫に、子供の塾の送り迎えは頼めない。

仕方がないと腹をくくり、MYカーの日産キューブにキーを差し込む。ちょっと離れた大型ショッピングモールまで出かけ、駐車場で車庫入れの練習。小回りのきく車だから、普通のドライバーなら簡単な車庫入れも、ペーパー歴が長いから一苦労だった。

何度も練習を重ね、冬は雪道に耐え、子供を後部座席に乗せ、塾や習い事の送り迎えを繰り返すこと3年。スピードが出せず後ろの車から文句を言われたり、車線変更ができなかったり……運転に向かない性格を、改めて確認した年月でした。

3年間であちこちぶつけた愛車は、本当によく頑張った。思うようにコントロールできないご主人様の、危なっかしい運転にも耐えてくれました。

次の引っ越しで手放すことになった時、思い出をたくさんくれた可愛い相棒を惜しむ気持ちでいっぱいでした。あれから4年が経ち、私は再びペーパードライバーに戻りました。姿形を車に求めたことはなかったけれど、あの子は本当に可愛い奴でした。

と同時に助手席の良さを実感したのでした。

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